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あたまが良くなるライター対談 by “LIG”朽木誠一郎 × 石原たきび

最終更新日:2015/01/29
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ウェブ制作会社でありながら、自社ブログをメディア化した“LIG”に勤める朽木誠一郎さんとフリーのライター・編集をしている石原たきびさん
今年新卒で“LIG”に入社した朽木氏と長年のキャリアを持つ石原氏。最前線で活躍するライター同士が隣席に座ると、どんな話題が繰り広げられるのでしょうか。

はじめましての握手から

石原:はじめまして。

朽木:こちらこそはじめまして。今日は宜しくお願いします。

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デイリー道場の想い出

石原:朽木さんとお会いするのは初めてですよね。

朽木:はい。実際にお会いするのは初めてです。実は、石原さんには僕が今の職業に就くきっかけをいくつも頂いていて、いつかこうやってお話しをしたいと思っていたので今日はとても嬉しいです。

石原:こちらこそありがとうございます。朽木さんはデイリーポータルZに投稿していたんですよね。デイリーポータルZには昔、デイリー道場という素人が投稿するコーナーがあったんですけど、僕はそこの道場主で評論家みたいなことをやっていたんです。

朽木:もちろん存じ上げています。それ以前はずっとインターネットの面白い記事を読むだけだったんですが、次第に自分も記事を書きたいと思うようになって、思い切って石原さんと林さん(デイリーポータルZのWebマスター)が担当していたそのコーナーに応募してみたんです。

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石原:自分で書いた、一番印象に残っている記事ってなんですか?

朽木:それは石原さんにも一番褒めて頂いた「無影灯がカッコいい」という記事です。無影灯とは手術の際に影を落とさないようにするライトで、実際にメーカーまで行って取材をしたという記事なんですが、この記事が一番印象に残っていますね。今だから思えることなんですけど、デイリー道場ってアメとムチ状態でしたよね。石原さんは優しく諭すように、林さん(デイリーポータルZのWebマスター)はネタに甘い時はしっかり言ってくれたりしていて。あのコーナーを読み返すと今ネタを書く時にとても勉強になるんです。色んな気付きの宝庫になっていますね。

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石原:朽木さんは確か医大生だったんですよね?

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朽木:そうです。趣味は解剖です。

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業界に入ったきっかけ

石原:ライターと医学生って「文系と理系」の両極端な気もするけど、どうしてこの世界に?

朽木:インターネットがダイヤルアップだった時代に、webやぎの目(デイリーポータルZのWebマスター、林 雄司さんが管理人のテキストサイト)を見始めて、「インターネットってこんなに面白いんだ!」って思ったんです。また当時、映画監督の岩井俊二さんが、“円都通信”というホームページの中で映画のシナリオ募集をする“しな丼”っていうコーナーをやっていたんです。僕は当時、映像作家になりたいと思っていたので、そのサイトに真面目なシナリオを投稿したりもしていました。

石原:色々懐かしい時代ですね。昔、23時以降のテレホーダイ(深夜23時~翌朝8時まで固定電話かけ放題)っていうのがあったのですが、当時の僕はそれを知らずに、毎日のようにインターネットをやっていたら月に6万くらい請求されちゃって。1999年くらいです。

朽木:そのころ僕は中学生ですね。

石原:当時は医学部を目指す中学生だったんですか?

朽木:いえ、元々文学が好きだったのもあって、その頃はまだ医学は考えていなかったんです。ただ中学校から進学校に通っていたので、そんなんじゃ安定しないよって周りに言われて、じゃあ医学部に行くかって感じで受験したんですよね。だけど大学4年生になった時に「ん? これ思っていたのと違うな……」と。そこからデイリーポータルZに投稿し始めたんです。記事を書き続ける中で、大学時代に“プロ”って言える人になりたいなと思い始めて、その時に“Menjoy!”っていうメディアのライターに加わったんです。運営が大手だったので原稿チェックも厳しくて、初めて「商品として記事を書く」ということを鍛えられました。

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朽木:石原さんのライターになったきっかけはなんだったのですか?

石原:僕は自分がWebライターという認識はあまりないんですけど、会社を辞めたときに知り合いの編集者に声を掛けられて、“R25”っていうものが始まるから何か書かない? って言われて。で、それをきっかけにフリーになったんですよ。ゴールデン街で飲んでたんですけどね。

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朽木:では“R25”の立ち上げの頃からいらっしゃったんですね。

石原:そう、創刊の準備の頃からです。飲みに行って、じゃあ仕事やりましょうよっていうのも今はとても少なくなって来ているから、こういったきっかけは昔ながらかもしれないですけどね。前から思っていることがあるんだけど、Webの編集者の人ってあんまり電話して来ないなっていう。大手の編集さんもみんなメールで、しかも締め切り遅れてもあんまり催促してこないんですよ。

朽木:確かに電話で催促がくると詰められている気がしますね。最近だとSNSでのやりとりで仕事が決まったりとかが多いかもですね。

石原:僕はSNSはプライベートな感じでやってるから、急にメッセージ来るとびっくりしちゃうんだよね(笑)

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朽木:石原さんはWebにも紙にも縦横無尽な感じでやってらっしゃいますよね。

石原:縦横無尽って(笑)まあそうですね、どちらもやってます。

朽木:もう長い間フリーですか?

石原:そうですね、もう10年くらいフリーですね。

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朽木:僕自身、東京出てくる時に、フリーになるか会社に所属するかというのをすごく迷ったんです。その時にFacebookで、「フリーが怖いから誰か僕に福利厚生をくれないか」と投稿をしてみたら編プロがいくつかと今の会社の“LIG”が声をかけてくれたんです。石原さんはフリーに不安とかはないんですか?

石原:流れでそうなったんで。まあ、いつも明日死ぬ気がしてますよ(笑)昨日も吉祥寺で飲んでて記憶ないですから。

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昨今のWeb業界の流れについて

石原:最近気になるサイトってありますか?

朽木:ずっと見てるサイトが多いですね。それこそデイリーポータルZ、オモコロ、ワラパッパなどのエンタメ系メディアは昔から欠かさず見ていて。あとは競合のWebメディアはよくチェックしていますね。最近はどんどん面白いメディアを作ろうという流れが加速している気がしますが、とてもいい雰囲気だと思います。それで上手いことみんなで業界を盛り上げると言いますか、面白いものを作れるのなら良いのかなと。Webメディアはマネタイズが大変とも言われていますけど、今後コンテンツが重視される流れになるのであればまだまだチャレンジする価値はあると思います。

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石原:なるほど。さすが編集長、良く見てるね。

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朽木:Webで石原さんが書かれた記事の中では活版印刷の記事が一番好きですね。

石原:あれは道場が終わって林さんに、「記事書きましょうよ」って言われて書いた第一号のやつなんです。

朽木:いつも石原さんが書かれるものって趣があると思うんですけど、あの記事は特にそれが光っていて、あそこまでちゃんと雰囲気を伝えるのがすごいなと。僕もあの記事に影響されて、まだ東京に出てくる前に活版印刷で名刺を作りました。

石原:おお。ありがとうございます。

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朽木:“LIG”ではプロモーションを請け負う関係で、何らかのコンバージョンを目的に置いて、ユーザーにアクションを起こさせようとして書く記事がどうしても多いんですよ。でも一番の理想は、見てくれた人が自然と心を動かされることだと思うんです。シンプルに自分が良いなと思ったことを紹介していきたいですね。

石原:デイリーポータルZの林さんがよく、「本当に興味のあるものを記事にして下さい」と言っていて。僕は人が書いた字が好きでいつも写真撮ったりするんだけど、それを集めた記事もデイリーポータルZで書きましたね。ただ2週間に一回それやってるとネタがなくなっちゃう(笑)

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石原:林さんは24時間面白いことを考えている人なんだけど、書いた記事に対して毎回感想をくれるんですよ。編集部のみんなに感想を送っているらしく、そういった点を大事にするWebの編集者はあまりいないのかなと思いますね。

朽木:確かにフィードバックってなかなか全員には行ないにくいですよね。朱字という概念が段々となくなっている気がします。ワードで原稿のやり取りをするケースだったら、朱を入れることも問題ないのですが、ブログメディアはワードプレスの入稿が多いですよね。ワードプレス入稿の時って結局一字一句朱を入れることが出来なくて、全体的な印象や特に直して欲しい箇所の指示だけになっちゃうんですよ。結果として、編集者とライターの関わりが薄くなりがちなんだと思います。

石原:Webの場合そもそも朱字があまり入らないよね。

朽木:そうですね。特に一日何本も記事を更新するWebメディアは、細かい直しまでしている余裕が無いかもしれませんね。記事を読んだユーザーからの指摘で「あ、これってだめだったんだ」と気が付く、詰めの甘い部分もあると思うんです

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Webと紙の違い

朽木:Webの良いところでもあるし良くないところでもあるのが、いつでも出せるし、直せちゃうところ。だからこそ、どうやって自分たちで信頼性を保つのかが大切だと思います。間違ったことを書いてはいけないという意識を、みんなが持っているかといったらそうではないんですよね。Webメディアの信頼性ってどうしても否定的な意見を言われがちなので、この問題は業界全体で考えるべきだと感じます。

石原:確かにWebの仕事が多くなったからかもしれませんが、仕事でプリントアウトを段々しなくなりましたね。今はPDFで送れるし。でも、うちの仕事場のプリンターはそれでも一ヶ月に一回くらいインクがなくなって、5000円くらい出して買わなきゃいけないんですよね。

朽木:まあ、それは石原さんの個人的な問題ですよね(笑)よく“Web VS 紙”の論争が起こったりしますけど、Web側は「Webメディアは紙とどこが違うんだろう、紙の正確さに近づかないと!」と気張ったり空回ったりしていて……。また逆に紙の人は、「Webは信頼出来ないな……」と否定的な意見になったりしますよね。ただ今の時代だからこそ、「どっちも上手くやれば良いじゃない」という寛容さが大事なのかなと。

石原:その通りですね。あとまあ、Webは人に届きやすい利点はあるよね。うちの親なんかデイリーポータルZしか見てないから、あれだけで飯食ってると思われてるんだよね(笑)

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朽木:今日はありがとうございました! 色々なことをたくさん聞けてなんだか頭がスッキリしました。またお会い出来るように仕事頑張ろうと思います。

石原:いえいえ、僕も心なしかさっぱりしました。これからもそういう風に言って頂けるように仕事頑張ります。

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【info】
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朽木誠一郎
LIGブログ編集長として企画・編集・執筆を担当。1986年、茨城県出身。医学部卒でWeb編集者になったという異色の経歴の持ち主。
Twitter:https://twitter.com/amanojerk
LIGブログ:http://liginc.co.jp/

石原たきび
フリーライター。俳人。たき火の会主宰。1970年、岐阜県生まれ。毎日飲んで、週に2日ほど記憶をなくす。編著『酔って記憶をなくします』(新潮文庫)など。
Twitter:https://twitter.com/ishihara_takibi

[ライター/長橋諒 カメラ/横山英雅]

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